月別: 2018年3月

症状別の給付金額目安


お金先ほど給付金の対象者について説明しましたが、B型肝炎ウイルスに感染しても必ず症状が出るわけではありません。感染していても症状が出ていない状態の事を無症候性キャリアと呼びます。この場合も給付金の対象です。無症候性キャリアの場合、感染時から換算して20年間は除斥期間です。20年過ぎると特定無症候性持続感染者と扱われます。無症候性キャリアの給付金額は600万円です。訴訟にかかる費用は25万程度が相場です。他、感染者である事を確認する為の検査費用がかかります。特定無症候性持続感染者の場合、給付金額は50万円、訴訟費用は2~3万が目安です。

6カ月以上にわたって肝臓の炎症が続いている状態を慢性肝炎と呼びます。この場合の給付金額は、除斥期間内なら1,250万円、訴訟にかかる弁護士費用の目安は50~60万円です。除斥期間後の給付金は300万円、訴訟費用は15万円が相場です。

肝臓の細胞が死滅し殆ど機能しなくなった状態が肝硬変です。肝硬変の給付金額は症状によって変わります。軽度の場合の給付金は2,500万円、訴訟は100万程度かかります。重度の場合は3,600万円で、訴訟費用の相場は150万円です。

肝臓癌にまで進行している場合、またB型肝炎が原因で亡くなった場合の給付金は、重度の肝硬変と同じで給付金は3,600万円、訴訟費用の目安は150万円です。除斥期間を設けている症状の場合、期間内か期間外かで金額が大きく変わります。早めに検査を受け、陽性と判断された場合はすぐ行動に移す方が良いでしょう。

給付金の対象者


注射器1941年7月~1988年1月の間に生まれた人は感染被害者である可能性があります。これは集団予防接種で注射器の使い回しがされていた期間です。この期間に集団予防接種を受けた人は誰でも感染被害者である可能性があります。集団予防接種により感染した被害者の事を、一次感染者と呼びます

この期間に集団予防接種を受けたからと言って必ずしも感染しているとは限りませんが、気になる場合は検査を受けてみましょう。しかし検査結果でB肝炎ウィルスに感染が認められた場合でも、感染原因が集団予防接種でない場合は給付金の対象にははりません。

感染者を分類する用語としてもう一つ、二次感染者があります。これは母親から子供へ感染したケースです。この場合、母親が母親が一次感染者である事が条件です。母子感染で給付金の申請をする場合は母親の感染経路特定が必要です。もし兄弟姉妹がいる場合は合わせて検査を受けましょう。兄弟そろって感染している可能性も十分にあります。

感染者が既に亡くなっている場合も、遺族に対して給付金が支払われる場合があります。家族が感染者だった疑いがあるなら、一度専門家に相談してみると良いでしょう。B型肝炎訴訟を専門に扱っている弁護士事務所もあります。ちなみに、B型肝炎給付金に詳しい“アディーレ”では、相談料はなんどでも無料です。こちらも参考にしてみてはいかがでしょうか。

B型肝炎給付金の期限


B型肝炎ウイルスとは、肝臓に感染して炎症を起こすウイルスの事です。感染する原因は幾つかありますが、中でも問題となっているのは集団予防接種による感染です。1941年7月~1988年1月の間、集団予防接種では注射器の使い回しが行われていました。国はこの経路での感染者に対し給付金を支払っています

当初、給付金の請求期限は2017年1月12日でした。しかし国会での審議の結果、2022年1月12日まで期限が延長されました。注射器使い回しによる感染者被害は45万人と推計されていますが、訴訟を起こした被害者は数万人程度しかいません。感染に気付きながらそのままにしている方や、感染に気付いていない方がまだ多くいます。

検査B型肝炎ウイルスはすぐに発症するわけではありません。また感染しても自覚症状が出ない時も多く、検査をしない限り自分が感染者だと分からない場合があります。感染の有無を検査できる期間も多くありますから、該当機関に予防接種を受けているなら早めに検査をした方が良いでしょう。感染者本人が亡くなっている場合も訴訟は可能です。その場合、給付金は遺族へ支払われます。

給付金の対象となるのは集団予防接種時に感染した場合です。輸血などで感染した場合は給付金の対象になりません。そのため、感染している場合はどの経路で感染したのかを立証する必要があります。医療機関のカルテが証拠として使われますが、年数が経つとカルテが残っていないケースも出てきますし、金額が変わる場合もあります。

次のページでは給付金の対象者詳細症状別の給付金額について説明します。